2020年01月11日
青年大師の修行の場【いろは旅行記 巻六-②】
今回、年末年始の旅行先の候補は二つ。
和歌山県の熊野大社 or 石川県能登半島~富山県
夫といろいろ話を詰めてる最中に、
12月の半ばも過ぎて、
突如湧き上がった四国行き、八十八ヶ所巡りの旅。
しかも、発心の道場である徳島県でも、
菩提の道場である愛媛県でも、
涅槃の道場である香川県でもなく、
よりによって修行の道場である高知県。
修行の道場である意味を、
後々痛いほど思い知ることになるのですが・・・

お寺は神社と違い、朝7時から始動出来ます。
(神社は朝9時~)
徳島の最後のお寺、23番札所 薬王寺に
朝の7時に到着する予定でプランを組み、
太平洋沿いの国道55号線をひたすら南下。
目指すは室戸岬・・・の手前の、コレ↓

どーん?
何かな?

どどーん?

どどどーん!

じゃーん!
青年大師像
室戸岬の前に忘れずに行かなくっちゃ!と
思ってはいたのですが、
忘れるもなにも・・・
↓こんなに大きい・・・

道沿い遠くからでも見える。
↓空海の目線の先には太平洋。

↑後ろからの空海・・・(
↓空海の後ろには、黄金色に輝くブッダの涅槃像。

青年大師像から少し車を走らせると、
↓御厨人窟(みくろど)

ここは、空海が修行をした洞窟です。
空海は、この修行中、
(↑右上)目線の先に広がる一面の海と空を眺め、
太龍寺での修行時での空、
そして御厨人窟での海から、
「空海」と名乗ったと言われています。
奇しくも、四国八十八ヶ所巡りの旅の、
第1回目に「空」、第2回目に「海」の場所を
訪れることとなりました。
2019年12月29日
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2019年12月29日
修行の旅への第一歩【いろは旅行記 巻六-プロローグ】
2019年12月29日、朝一から高知県室戸市。
今年の年末旅行は、
和歌山県の熊野大社か、石川県の能登半島の2択!
って話を進めてたのに、なぜか高知県室戸市。
四国八十八ヶ所 第24番札所 最御崎寺(ほつみさきじ)
室戸岬の端っこです。

(※特別出演:夫※)
2019年12月29日
愛知県~徳島県美波町~高知県室戸市~高知市
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2019年06月06日
ロープウェイで山越えお遍路【いろは旅行記 巻四-⑥】
お松大権現への行き道、山の中で見つけた案内板。
「第21番札所 太龍寺」
四国に居ますと、この案内板自体は、
さほど珍しいものでもなく、
特に何も思わなかったのですが、
夫がおもむろに、
「太龍寺って、ロープウェイのあるお寺じゃない?
冬は行けないんじゃなかったっけ?
・・・
・・・
・・・行く?」
この一言で始まりました、お遍路さんの旅。
第21番札所 太龍寺

山の麓のロープウェイ乗り場です。
(↓上)このロープウェイに乗って、

(↑下)この山を超えます。
あの見えてる山に行くんじゃないんです。
あの山は超えるんです。
山を超えたまだ向こうの山に、太龍寺はあります。
101名乗りのロープウェイで10分。
約3kmの道のりです。
↓途中、遠くに見えた空海の銅像。

↑小さく見えますが、2mの銅像です。
この場所で、19歳の時に120時間の修行をしたそうです。
「空海」という名前の「空」は、
この地での修行の際に思い付かれたそうです。
ちなみに、「海」は高知県の室戸での修行の際だそう。
↓この階段を上がった先に山門があります。

↓太龍寺だるまと、ご当地コーラ(お遍路さんバージョン)

ここから始まりました、お遍路さんの旅。
2019年6月1日
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2019年06月05日
いつかの夢&お遍路のイロハのい【いろは旅行記 巻四-⑤】
とうとう、ココに足を踏み入れてしまいました。
いつか歳をとってから・・・
ゆっくりと・・・
夫の定年後くらいに・・・
と、漠然と考えていたこと。
四国八十八ヶ所巡り
そう、お遍路さん。
善通寺に行った時にも「いつか」って書いてる。
こんなにも早く、その「いつか」が訪れるとは、
自分でも思ってもみてなかったことでした。

とうとう始めてしまいました、納経帳。
お寺巡りではあるけれど、
お寺用の御朱印帳ではなく、
四国八十八カ所のための納経帳。
御朱印帳よりだいぶ大きいです。

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※お遍路さんのイロハのい※
四国八十八ヶ所
真言宗の開祖、空海(弘法大師)ゆかりの
88ヶ所の寺院の総称。
讃岐生まれの空海が若い頃、修行をした地です。
阿波国(徳島県1~23番札所、発心の道場)から始まり、
土佐国(高知県24~39番札所、修行の道場)、
伊予国(愛媛県40~65番札所、菩提の道場)と廻り、
讃岐国(香川県66~88番札所、涅槃の道場)で結願。
巡拝方法
一度の旅で全てを廻ることを通し打ち。
何回かに分けて廻ることを区切り打ち。
1番札所から順番に廻ることを順打ち。
88番札所から逆に廻ることを逆打ち。
順番通りに廻らなくてもいいし、どの寺から始めても良い。
参拝方法
山門で一礼→手水舎でお清め
→鐘楼堂で鐘を一回突く(参拝後は突かない)
→本堂で燈明・線香・賽銭を奉納、納札を納める
→般若心経などの読経、祈願
→大師堂で、本堂と同様に。
→納経所にて、納経帳に朱印・墨書を頂く
(納経帳の他、掛け軸や白衣にも頂ける)
→御影(おみえ)を頂き、納経料を支払う
納札
八十八ヶ所全て廻ることを結願(けちがん)と言いますが、
その結願の回数により、納札の色が変わります。
1~4回 白色
5~7回 緑色
8~24回 赤色
25回以上 銀色
50回以上 金色
100回以上 錦

(※画像はネットよりお借りしました※)
八十八ヶ所を4回廻った後、ようやく緑の札になる、と。
気が遠くなりそう・・・
掛け軸・白衣
納経帳と同様に、掛け軸や白衣にも朱印を頂けます。
(納経料は別途かかります)
お遍路さんが着ている白衣とは別に、
朱印用の白衣は、判衣といい、
自らそれを着て旅立つと、極楽に行けると言われています。
私事ですが、私の両親と祖母が四国八十八ヶ所巡りをして、
何度か結願し、高野山にも参拝し、掛け軸も作りました。
祖母は、自ら廻って、頂いた判衣を纏い、
納経帳と共に、先日旅立って行きました。
御影(おみえ)
納経の際、頂けます。
御影帳に保管します。
↓御影帳

(↓上)納経の際に頂けます御影

(↑下)御影帳に挟んで保管します。
(御影の右隣は、御影帳に最初から挟まれてある、
各お寺の紹介紙です)
同行二人(どうぎょうににん)
お遍路さんの白衣や笠などに書かれている文字ですが、
意味は・・・
常に弘法大師(空海)と一緒にいる想いである。
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急に始まったお遍路の旅。
何の用意もなく、始めた寺(第21番札所 太龍寺)で
いろいろと教わりながら買い揃えました。
まだ足りないものもありますが、ゆっくりと・・・
一生をかけて廻る気持ちで、
無理をせず、心穏やかに、廻って行きたいです。


必ず夫と二人で廻る
2019年6月1日
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